環境法政策学会、環境経済・政策学会、環境社会学会の3学会合同シンポジウムが、6月27日(土)に、立教大学池袋キャンパスで開催される。
テーマは、「津波被災地域の多元的復興を考える-5年目の課題と展望」である。復興をテーマとしているのだが、地域活性化や地域づくりの根幹に関わる問題群が扱われるようだ。
復興へのアプローチとして、地域の多様な価値観や利害関係を考慮したボトムアップ型アプローチが必要であるとの指摘がなされてきているのだが、このアプローチは複雑で多岐に渡る合意形成と利害調整プロセスを繰り返さなければならない。加えて、地域の人々に、いかにして復興プロセスに主体的に関わってもらうのかという参加の課題も生じる。そのため、これらの問題に有効に対処するための、「しくみ」や「しかけ」が必要となる。(以上は、シンポジウム趣旨文を参照)
「主体的参加」「多様な価値観」「利害調整」「ボトムアップ」、そして「しくみ」や「しかけ」という地域づくりの基本的概念について、各学会の視点からシンポジウムで議論されるようだ。
[日時]2015年6月27日(土)13:00~18:15
[場所]立教大学池袋キャンパス(東京都豊島区西池袋3-34-1)14号館D501
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
[参加費]無料、事前申し込み不要
[主催]環境法政策学会、環境経済・政策学会、環境社会学会
[プログラム](敬称略)
13:00~13:10 担当学会挨拶 鬼頭秀一氏(環境社会学会会長)
13:10~13:55 環境社会学会報告
「東日本大震災からの復興と人びとの生活――宮城県石巻市北上町の事例から」平川全機氏(北海道大学)
13:55~14:40 環境経済・政策学会報告
「持続可能な復興のための政策的課題」井上博夫氏(岩手大学)
14:40~15:25 環境法政策学会報告
「東日本大震災における復興法制と復興計画の課題」島田明夫氏(東北大学)
15:25~15:40 休憩
15:40~18:10 パネルディスカッション
コーディネーター:関礼子氏(立教大学)
パネラー:各報告者
18:10~18:15 次年度担当学会挨拶 高橋滋氏(環境法政策学会理事長)
司会:青木聡子氏(名古屋大学)
環境法政策学会:http://www.kankyoho.net/gakkai/
環境経済・政策学会:http://www.seeps.org/
環境社会学会:http://www.jaes.jp/
文責:網野 善久

環境三学会合同シンポジウム
2015年06月18日更新
環境法政策学会、環境経済・政策学会、環境社会学会の3学会合同シンポジウムが、6月27日(土)に、立教大学池袋キャンパスで開催される。
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