東京・日本橋の高島屋東京店の8階大催事場にて、「伝統工芸の体験と交流-暮らしの美フェスタ」を、11月20日から25日までの6日間開催する。
このイベントは、経済産業省 伝統的工芸品産業支援事業および伝統的工芸品産業復興対策支援事業としてて開催するもので、27都道府県45の産地から国に指定を受けている伝統的工芸品、および伝統工芸が出展するもの。伝統産業品を使ったカフェ「densan」や結城紬の試着体験、日本酒を器での飲み比べなどがある。
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/bifesta/
今回の最大の特徴は、日本各地にある伝統的工芸品を実際に体験することができるような仕組みとなっていること。具体的には、岩手県の漆器で伝統的工芸品に指定を受けている「秀衡塗」を使って、フォションのスイーツや、イタリア・ペックの軽食、南部鉄器で提供するコーヒー・紅茶、桜の花びらが浮かび上がるワインなどを楽しんでもらうカフェが設置されていること。また、染色や絵付けなどの体験、トークショーなどを通して、伝統的工芸品の新しい魅力を感じることができる。
日本の伝統工芸は、四季のある日本ならではの自然や風土と共生しながら生活を彩るものとして、知恵と工夫が重ねられ長い年月の中で大切に守られてきた。これからの日本においても、変わらぬ価値を持つものとして、守り伝えることが「今を生きる」私たちの大切な役目。このイベントでは、「伝統工芸を楽しむライフスタイル」をテーマに、伝統工芸品と「衣食住」とのコラボレーションを実施。出展者とともに、今までにない意匠や作品の開発に挑戦し、「日本の力としての伝統工芸」の未来形を提案している。また、製作の様子を見ることができ、さらに、実際の食シーンで伝統工芸品を使用し、「体験」していただくコーナーやイベントを実施し、その素晴らしさを「体感」「再発見」することができるようになっている。
<具体的なイベント内容>
◆伝統工芸とハローキティがコラボレーション!
サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とコラボレーションした新商品を開発。桜とハローキティのデザインが愛らしい結城紬絣のショール、秀衡塗の漆器4種などの新作コーナーにて展示・販売している。
◆髙島屋ワールドグルメ × 伝統工芸品のコラボレーションによる味わい体験
伝統工芸の器とヨーロッパの高級食品店がコラボする特設カウンターバーをオープン。ペック、ダルマイヤー、ルロワ、ティエノー、フォションのメニューを伝統工芸品に盛り付けたカフェオリジナルをご用意。また、南部鉄瓶で沸かしたお湯で淹れた紅茶や、会津塗や秀衡塗の漆器でスイーツをいただくなど日常生活に取り入れやすい新しい伝統工芸品の使い方を提案する。(※有料サービスです)
◆日本全国の銘酒、飲み比べ
日本全国の銘酒を香りと味わいによる4タイプに分類し、それぞれ「適した飲用温度」「適した器」「相性の良い料理」とともに、わかりやすくご紹介いたします。また、酒器の素材や形状で変化する飲み口の違いがわかるいくつかの酒器をご用意し、トータル飲料コーディネーター 友田 晶子氏がとともに、さまざまな日本酒の香りや味わいを楽しむ。
◆「結城紬」 きもの試着体験&記念写真の撮影
11月23日(土・祝)と24日(日)の2日間は、結城紬「奥順」のきものを着て日本橋を散歩する体験を実施。一着が最高で300万円もする伝統的工芸品・結城紬を実際に来てみて、カフェを体験したり、記念撮影をしたり、あるいは日本橋周辺を散歩することができる。
会 期:2013年11月20日(水)~11月 25日(月)
会 場:日本橋髙島屋8階ホール
時 間: 午前10時~午後8時(最終日は午後6時まで)
主 催:株式会社 高島屋
企 画:株式会社 ブランド総合研究所
事 業:経済産業省平成25年度伝統的工芸品産業支援事業/伝統的工芸品産業復興対策支援事業