佐賀県で昔ながらの製法で作られているようかんで、日が経つにつれて表面が白く糖化して硬くなり、シャリシャリとした独特な食感になるのが特徴。佐賀の小京都と呼ばれる小城市内には20軒以上のようかん店が集中している。
明治時代、小城で会席業を営んでいた森永惣吉が、大阪の虎屋から学んだ小豆の煮方を基にようかんの製造を思い立ち、森永本舗という店を創業したのが始まり。1900年頃には、小城は産地として発展、特に日清戦争では大陸の戦地に送られた小城ようかんの品質が変わらないことが絶賛され、注文が激増した。
それまで「練羊羹(ようかん)」と称されていたが、小城のようかん店主の1人である村岡安吉が他地域のようかんと区別するために「小城羊羹」と名づけた。小城市内の店舗により結成された小城羊羹協同組合によって「小城羊羹」が地域団体商標として登録された。
(ブランド総合研究所 田中章雄)
第137回 小城羊羹
2013年04月14日更新
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