「ブランド戦略なくして、地域活性化は語れない」――いま、地域ブランド戦略に取り組む地域が急増している。しかし多くのケースでは、単に地域名を付けて商品を売っているものだったり、単なる「一部地域のヒット商品」であったりすることが多く、本当の「地域ブランド」と呼べるものではない。
地域ブランドとは、ある地域にある商品やサービスなどが、地域外の消費者からの評価を高めて、地域全体のイメージ向上と地域活性化に結び付けるものである。たとえ地域発のヒット商品であったとしても、それが地域のイメージ向上や地域活性化に結び付かないようでは、それは「地域ブランド」とは言えない。
ここでは、ブランド総合研究所の田中章雄による、ブランドについての考え方や地域ブランド開発のノウハウをもとにまとめ、2005年以降に日本各地で「地域ブランド」への取組をする際の教本となった「地域ブランドマニュアル」の内容を公開する。
(各回をクリックすると内容が表示されます)

地域ブランド・マニュアル
田中章雄による、ブランドについての考え方や地域ブランド開発のノウハウをもとにまとめ、2005年以降に日本各地で「地域ブランド」への取組をする際の教本となった「地域ブランドマニュアル」の内容を公開する。
この記事のライター
関連記事
地域ブランドの取り組みへの指南書として、地域ブランドの提唱者である弊社代表の田中章雄が、1月30日に繊研新聞社より新刊本「地域ブランド進化論」を出版した。資源を活かし、地域力を高めるブランド戦略の体系と事例。256ページ、税込み2000円。
公開: 2012-02-12 10:20:29
最新記事
SDGsに取り組む企業は、その取り組みを消費者からどのぐらい評価されているのだろうか? 国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」の調査結果、「16.平和と公正をすべての人に」への取り組みが最も評価されている企業はユニバーサル・スタジオ・ジャパン、「17.パートナーシップで目標を達成しよう」はイオン、そしてSDGs17ゴール別評価の合計が最も高かったのはトヨタ自動車だった。
公開: 2025-03-03 14:25:31
SDGsに取り組む企業は、その取り組みを消費者からどのぐらい評価されているのだろうか? 国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」の調査結果、「13.気候変動に具体的な対策を」への取り組みが最も評価されている企業は日産自動車、「14.海の豊かさを守ろう」はマルハニチロ、「15.陸の豊かさも守ろう」はサントリーだった。
公開: 2025-03-03 14:23:12
SDGsに取り組む企業は、その取り組みを消費者からどのぐらい評価されているのだろうか? 国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」の調査結果、「10.人や国の不平等をなくそう」への取り組みが最も評価されている企業はオリエンタルランド、「11.住み続けられる街づくりを」は積水ハウス、「12.作る責任、使う責任」はダイハツ工業だった。
公開: 2025-03-03 14:19:28
SDGsに取り組む企業は、その取り組みを消費者からどのぐらい評価されているのだろうか? 国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」の調査結果、「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」への取り組みが最も評価されている企業はENEOS、「8.働きがいも、経済成長も」はリクルート、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」はトヨタ自動車だった。
公開: 2025-03-03 14:16:30
SDGsに取り組む企業は、その取り組みを消費者からどのぐらい評価されているのだろうか? 国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」の調査結果、「4.質の高い教育をみんなに」への取り組みが最も評価されている企業はベネッセ、「5.ジェンダー平等を実現しよう」は資生堂、「6.安全な水とトイレを世界中に」はTOTOだった。
公開: 2025-03-03 14:14:12