都道府県や市町村などの自治体や商工会議所、商工会、商店街などが、その地域の産品を「ご当地ブランド」として認定(認証)している。認定の条件として①地域産の材料を使用している②地域の事業者が製造している③地域に根付いた商品である――などを指定することが多い。認定を受けると認定証が発行され、各種パンフレットやイベントなどで紹介される特典がある。一方、認定されても売り上げ拡大にはなかなか結びつかないという悩みや不満も少なくない。
売り上げ拡大に結びつかないケースでは、材料や製造地などの定義が明確ではない、品質基準が設定されていない、など認定そのものに課題があることが多い。認定する側とすれば、基準を甘くしてでもより多くの事業者に参加・利用してもらいたいが、消費者にとっては厳しい基準をクリアした品質の高いものでなければ魅力を感じないのが実情だ。
(ブランド総合研究所社長 田中章雄)

第13回:ブランド認定(認証)
2010年09月27日更新
都道府県や市町村などの自治体や商工会議所、商工会、商店街などが、その地域の産品を「ご当地ブランド」として認定(認証)している。
あわせて読む
この記事のライター
関連するキーワード
関連記事
人口減少、少子化に歯止めをかけようと、少子化問題に危機感を持ち、子育て支援施策に意欲的に取り組む県により、平成25年4月に発足した「子育て同盟」が、11県知事などの参加による動画「Let It Go~ありのままで~ by子育て同盟」を作成し、インターネット上の動画サービス、YouTubeに公開した
公開: 2014-09-01 23:27:53
ブランド総合研究所世界記録サポート窓口では「ギネス世界記録チャレンジ 自治体パック」サービスを開始した。地域活性化のためにギネス世界記録挑戦を検討している自治体等を対象としたもので、初回の無料相談対応から挑戦記録の提案、申請代行、挑戦当日の立ち会い、挑戦後のアフターフォローまで一貫してサポートします
公開: 2014-04-25 16:57:29
地域ブランドに関する基本的な用語を集めました。日経MJ(日経流通新聞)の2010年7月~12月に、弊社代表の田中章雄が連載コラム「地域ブランドAtoZ」として掲載した記事をもとにご紹介します。
公開: 2014-04-13 18:24:35
日本の各地にある地域産品を紹介します産品名をクリックすると、説明文章のページを表示します。この記事は、日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として弊社社長の田中章雄が連載で執筆しているものです。(カッコ内は日経MJの掲載日です)
公開: 2014-03-27 08:39:28
最新記事
首都圏にある全国都道府県のアンテナショップは、観光パンフレットなどの観光情報の入手場所として大いに利用されています。
ブランド総合研究所では昨年、東京都内にある全国の道県のアンテナショップ 34 店舗について、利用実態を明らかにする「第8 回アンテナショップ利用実態調査2025」を実施しました。観光情報の利用状況を分析した結果から、活用状況を見てみましょう。
公開: 2025-08-29 10:00:00
本年の調査は6月から7月にかけ実施し、調査結果は10月に公表予定となっております。
公表に先立ちまして調査結果や関連情報について、下記特設ページを開設し、こちらで随時更新いたします。
公開: 2025-08-21 11:10:35
国内の有力企業300社のSDGsへの取り組みについて消費者が評価する「第6回企業版SDGs調査」をインターネットを使い、年代や性別が均等となるように全国3万人の回答を集めて実施(今回が6回目)。SDGs評価が高い上位100位までの企業を公表する
公開: 2025-08-17 17:27:58
国内の有力企業300社のSDGsへの取り組みについて消費者が評価する「第6回企業版SDGs調査」をインターネットを使い、年代や性別が均等となるように全国3万人の回答を集めて実施した。なお、今回が6回目
公開: 2025-08-06 20:24:07
国内の有力企業300社のSDGsへの取り組みについて消費者が評価する「第6回企業版SDGs調査」をインターネットを使い、年代や性別が均等となるように全国3万人の回答を集めて実施(今回が6回目)したところ、最も評価が高いのはトヨタ自動車となりました。
公開: 2025-08-05 08:36:32