2013年3月15日(金)、島根県松江市のくにびきメッセにて、食品・農林水産業に関する地域ブランド化についてのセミナーが開催されました。このセミナーは、全国8箇所で順次開催予定の第7弾。「地域ブランディング~次の視点」と題し、80名を超える参加者を迎え、地域ブランド化について有意義な意見交換を行いました。
【開催概要】
日時 : 2013年3月15日(金)13:30?17:00
場所 : くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)
主催 : 食と農林水産業の地域ブランド協議会
後援 : 島根県、松江市、島根県中小企業団体中央会【開催報告】
◆第1部 「地域ブランディング~次の視点」
◇◆基調講演◆◇
「地域ブランドの現状とその効果?今後向かうべき方向性」
~各地の地域ブランドの取組状況調査結果の徹底分析~
地域ブランドへの取組主体を対象としたアンケート調査結果を踏まえ、単なる成功事例の紹介ではなく、各地域の抱える「課題」を浮き彫りにする基調講演を行いました。(講師:㈱ブランド総合研究所代表取締役 田中章雄)。
◆第2部 パネルディスカッション
『地域の農産品を活用した、付加価値を高める商品開発とは』
【パネリスト紹介】
・伊賀の里モクモク手づくりファーム 専務 吉田修
・株式会社いずも 代表取締役社長 塚﨑徹
・株式会社桃翆園 代表取締役会長 岡正明
・株式会社ブランド総合研究所 代表取締役 田中章雄(ファシリテーター)
まず、伊賀の里モクモク手づくりファームの吉田専務から、農産物を加工することにより、いかに付加価値がつくか、また、ターゲットを明確にした商品や体験メニュー作りの重要性などを、スライドを使って説明いただきました。次に島根県内の成功事例として、株式会社いずもの塚崎社長から、道の駅いずもの現状について、また、株式会社桃翆園の岡会長から、お茶のブランド化の取組みについてお話しいただき、地域の特性を活かした商品開発全般について、活発な議論がかわされました。
◆第3部 交流会・個別相談会(地域カフェ)
島根県内4事業者に加え、モクモク手づくりファームの商品も展示され、参加者のほとんどが参加するという、とても活気あふれる交流会になりました。