地域の認知度向上や地域資源のPRなどを目的として、各地域の団体などが実施している検定試験。2005年ごろから全国で実施されるようになった。地元住民の愛着や誇りを高めたり、地域に関する歴史や文化を伝承したりする狙いもある。博多っ子検定、京都検定、金沢検定、明石タコ検定などが知られている。試験は現地で行われるほか、一部ではインターネットでの応募も可能。出題テーマはその地域に関する歴史や技術、人物、エピソードなどが多い。認知度を高めるため、受験者用の公式ガイドブック(参考書)を発行するケースもある。
受験者数の減少や運営費用の調達など実施機関の悩みも大きく、中止・中断になるケースも少なくない。合格者にはその地域への愛着が強く、知識も豊富な人が多く含まれるため、こうした人材を観光ガイドやアドバイザーとして活用する仕組みをつくることも課題である。
(ブランド総合研究所社長 田中章雄)
第9回:ご当地検定
2010年08月30日更新
ご当地検定とは、地域の認知度向上や地域資源のPRなどを目的として、各地域の団体などが実施している検定試験のこと。
あわせて読む
この記事のライター
関連するキーワード
関連記事
人口減少、少子化に歯止めをかけようと、少子化問題に危機感を持ち、子育て支援施策に意欲的に取り組む県により、平成25年4月に発足した「子育て同盟」が、11県知事などの参加による動画「Let It Go~ありのままで~ by子育て同盟」を作成し、インターネット上の動画サービス、YouTubeに公開した
公開: 2014-09-01 23:27:53
ブランド総合研究所世界記録サポート窓口では「ギネス世界記録チャレンジ 自治体パック」サービスを開始した。地域活性化のためにギネス世界記録挑戦を検討している自治体等を対象としたもので、初回の無料相談対応から挑戦記録の提案、申請代行、挑戦当日の立ち会い、挑戦後のアフターフォローまで一貫してサポートします
公開: 2014-04-25 16:57:29
地域ブランドに関する基本的な用語を集めました。日経MJ(日経流通新聞)の2010年7月~12月に、弊社代表の田中章雄が連載コラム「地域ブランドAtoZ」として掲載した記事をもとにご紹介します。
公開: 2014-04-13 18:24:35
日本の各地にある地域産品を紹介します産品名をクリックすると、説明文章のページを表示します。この記事は、日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として弊社社長の田中章雄が連載で執筆しているものです。(カッコ内は日経MJの掲載日です)
公開: 2014-03-27 08:39:28
最新記事
2024年10月に開催したイベントの様子をご紹介。また、2025年2月に開催するイベントをご紹介します
公開: 2025-01-20 13:50:48
「各都道府県を代表する歌手は誰か?」について、各都道府県の住民による大調査を実施。その結果から、北陸各県(新潟、富山、石川、福井)の「県民ソング」を歌う(演奏する)アーチストをランキング形式で紹介します。
公開: 2025-01-19 21:07:05
エネルギー業界のSDGsに対する取り組みは、消費者からどのぐらい評価されているのだろうか?
国内有力企業300社のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」より、エネルギー業界19社の結果を分析した。
公開: 2025-01-19 15:04:34
運輸・交通業界のSDGsに対する取り組みは、消費者からどのぐらい評価されているのだろうか?
国内有力企業300社のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」より、運輸・交通業界37社の結果を分析した。
公開: 2025-01-19 14:50:00
SDGsに取り組む企業は、消費者からどのぐらい好感を持たれているのだろうか?
国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」より、SDGsに取り組む企業300社の「好感度ランキング」を紹介する。
公開: 2025-01-19 12:59:00