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第4回:農商工連携

第4回:農商工連携

「農商工連携」とは、商業や工業の中小企業者と農林漁業者とが連携し、相互の経営資源を活用して、新商品や新サービスを生み出す取り組みを指す。

「農商工連携」とは、商業や工業の中小企業者と農林漁業者とが連携し、相互の経営資源を活用して、新商品や新サービスを生み出す取り組みを指す。それぞれが意識啓発や新たな刺激を受けることで、栽培や加工などの技術開発や、新市場開拓などが期待されている。

2008年に農林水産省と経済産業省が共同で打ち出した地域活性化施策で、縦割り主義の弊害をなくし、省庁横断的に取り組むプロジェクト。09年9月末までの約1年間に270件が「農商工連携事業計画」として認定された。認定されると商品開発や販路開拓にあたり補助金や低金利融資などの支援を受けやすくなる。認定基準は①農林漁業者と中小企業者が「有機的連携」し、②お互いの「経営資源」を有効活用し、③「新商品・新サービスの開発等」を行い、④農林漁業者と中小企業者の「経営の改善」が実現すること、となっている。

(ブランド総合研究所社長 田中章雄)

※当記事は、2010年7月26日発行の日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として掲載しています。記事は日本経済新聞社の許諾を得ています。 無断での複製・複写・転載を固く禁じます。

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