兵庫県で生産された但馬牛からとれる枝肉のうち、優れたものを「神戸ビーフ」または「神戸肉」「神戸牛」と呼ぶ。その基準は、①メスでは未経産牛、オスでは去勢牛、②霜降りの割合であるBMS値が6以上、③枝肉重量がメスは230~470キログラム、オスは260~470キログラム、④赤味の割合がAまたはB等級。
「神戸ビーフ」という名称が使われるようになった1980年代始め頃には、その定義や基準がなかったため取り扱う店により肉の種類や品質にバラつきがあった。そこで83年に兵庫県内の生産、流通、消費の関係団体が「神戸肉流通推進協議会」を創設し、これらの定義を定め、適合する肉を提供する販売店及び生産者の指定を行うようになった。
米メディアが「世界で最も高価な9種類の食べ物」にキャビア、フォアグラ、白トリュフらと共に選出するなど、 欧米を中心とした海外でも認知度が高い。
(ブランド総合研究所社長 田中章雄)
第48回:神戸ビーフ
2011年07月04日更新
兵庫県で生産された但馬牛からとれる枝肉のうち、優れたものを「神戸ビーフ」または「神戸肉」「神戸牛」と呼ぶ。その基準は、①メスでは未経産牛、オスでは去勢牛、②霜降りの割合であるBMS値が6以上、③枝肉重量がメスは230~470キログラム、オスは260~470キログラム、④赤味の割合がAまたはB等級。
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