地域版SDGs調査2023 について
この調査は、各都道府県の住民による、地域でのSDGs への取り組みを評価する調査として実施しました(調査対象者:各都道府県の住民約1000 人、有効回答数:50,517 人、調査期間:6 月8 日~12 日)。
設問内容としては、各地でのSDGs 取組評価のほか、17 ゴール別の評価、SDGs 取組意欲、住民自身の地域でのサステナブル行動などから構成しています。さらに、地域に本社があったり、地域が創業地だったりする有力企業840 社(各都道府県20 社前後)について、認知度、好感度ともに、「環境や地域・社会の持続性を高めるような取り組みを行っているか」(サステナビリティ貢献度)についても評価しました。
SDGs 評価の設問は、「お住いの都道府県は、SDGs 達成のために積極的に取り組んでいると思いますか」という設問に対し、「よく取り組んでいる」、「少し取り組んでいる」、「どちらともいえない」、「あまり取り組んでいない」、「全く取り組んでいない」の5 段階で回答してもらった結果を、それぞれ100 点、75 点、50 点、25 点、0 点の係数で加重平均したものを「SDGs 評価(点)」としました。
1位に山形県。長野県、佐賀県、岩手県、秋田県など急上昇【SDGs 評価ランキング】
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地域企業のサステナビリティ貢献度、平和堂が初の1位。大山乳業、シャトレーゼが上昇
各地域でのSDGs の取り組みは、その地域に根付いた企業と住民がプレイヤーとなって、いかに地域ぐるみで取り組むかが重要である。そこで、この調査では各都道府県の住民に、その地域に関係がある企業に対して、「環境や地域・社会の持続性を高めるような取り組みを行っていると評価できる」企業を選んでもらった。その結果である「サステナビリティ貢献度(%)」の上位ランキングは以下のとおり。
サステナビリティ貢献度が1 位となったのは滋賀県を中心に総合スーパーなどを展開する平和堂。同社では、鳩のマークにちなんで「奉仕のハト」、「創造のハト」、「感謝のハト」、「友愛のハト」、「平和のハト」として、サステナブルな取組を分かりやすく整理している。
2 位の大山乳業は鳥取県で生産、処理、販売を一貫体制で行う酪農専門農協で、「白バラ牛乳」が人気を博している。酪農家とともに乳牛の健康管理や飼育環境づくりに努めているほか、大山と地元海岸の清掃活動などの環境保全活動も実施している。
3 位のヨークベニマルは福島県を中心に近隣5 県でスーパーマーケットを展開しており、高齢者のために移動スーパー「ミニマル」を展開している。ランキングの上位には各地域で多くの店舗を運営している流通・飲食業が多く含まれるほか、電力会社も多い。また、全国的に知名度の高いレジャー企業や製造業も多い。
調査について
・ 調査 方法 インターネット調査
・ 調 査 票 47都道府県ごとに2種類の調査票(SDGsを中心とした調査票/持続性を中心とした調査票)
合計で47都道府県☓ 2種類= 94種類の調査票を作成し実施
・ 回 答 者 登録している調査パネル(15歳以上)から、居住している都道府県別に同数となるように抽出
・ 有効回答数 50,517人(都道府県ごとには1,056~1,087人、平均1,075人)
(SDGsに関する調査25,319人、地域の持続性に関する調査25,198人)
・ 調査 時期 2023年6月8日(木) ~ 6月12日(月)
・ 設 問 数 計20問(SDGsに関する調査10問、地域の持続性に関する調査10問)
基本セット: 99,000円 総合報告書+個別報告書
総合報告書: 68,200円 A4判 約220ページ
個別報告書: 48,400円 A4判 約30ページ
個別調査パッケージ: 385,000円~ ご指定の市、またはご指定のエリアのデータ追加調査を行い、報告書を作成します。
また、ご指定の企業、および競合企業も含めた追加調査も可能です。
データパック47: 396,000円 個別報告書全都道府県47冊分の完全版(冊子+データ)
(オプション)データCD:+22,000円 総合報告書のデータ版
(オプション)報告会・セミナー:調査結果をもとにした報告会、セミナーまたは、研修会を実施
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株式会社ブランド総合研究所
Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: sdgs@tiiki.jp
特設ページ:https://news.tiiki.jp/SDGs2022
都道府県のSDGs 取組評価1位は山形県となりました。同県の評価指数は55.1 点で、前年の52.4点から2.7 点の上昇となり、順位は前年5 位からの上昇となり、初の1 位となりました。
山形県に続いて2 位となったのは、前年9 位だった長野県で53.8 点で、前年より2.6 点増。順位も9 位からの大幅上昇となりました。一方で、前年1 位だった鳥取県は53.4点で4 位、同2 位だった福島県は53.5 点で3位となりました。いずれも順位は下がったとはいえ、引き続き高い評価を得ています。
山形県や長野県以外にSDGs 評価の点数や順位が上昇した都道府県として、佐賀県が33 位から7位に、岩手県が25 位から10 位に、秋田県が30 位から11 位などがあります。