福井県若狭地方の郷土料理で、日本海の暖流と寒流が入りこむ若狭湾でとれた脂ののった鯖(サバ)に軽く塩をふった後、大串に刺して丸ごと豪快に焼きあげる。朝の連続テレビドラマで紹介されたことで全国的な知名度が高まった。焼きあがった鯖はショウガじょうゆで食べるのが一般的だ。
古くから若狭湾でとれた魚を、荷車にのせて京都に売りに行く行商が盛んだった。行商人が「京は遠ても十八里」と歌いながら新鮮な魚介類を運んだ道は「鯖街道」と呼ばれた。
福井の小浜市、若狭市と滋賀県の高島市による「鯖街道交流促進会議(現鯖街道まちづくり連携協議会)」が2005年に発足し、観光や名産品の売り込みなどが広域的に取り組まれているほか、小浜市から京都市の出町柳までを往時のルートで走り通す「鯖街道ウルトラマラソン大会」が毎年開催されている。
(ブランド総合研究所 田中章雄)
第183回 浜焼き鯖
2014年03月24日更新
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