秋田県が独自にブランド化させた品種で、コシヒカリと奥羽292号との交配で誕生。コシヒカリの食味特性をもった早熟の米の品種で、秋田県内のほか、岩手県や関東など広く栽培されている。1970年代に秋田県が福井県農業試験場から譲り受けた一株を育成。84年に秋田県の奨励品種に採用された。
平安時代の歌人である小野小町生誕伝説にちなみ「あきたこまち」と命名されたが、コシヒカリなど多くのコメの名が5文字なのに対して、あきたこまちは6文字である。
秋田は日本海に面し、冬の降雪による良質な水が豊富。対馬海流等の影響で温暖であるが、昼と夜の寒暖の差は大きいことも稲の育ちと実りに好条件となっている。来年で誕生30周年となるのを機に、同県出身のタレント、壇蜜さんをCMなどに起用することになり、話題を集めている。
(ブランド総合研究所 田中章雄)

第162回 あきたこまち
2013年10月14日更新
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