Largest display of solar-powered LEDs(太陽光LEDライトの最多展示)
白米千枚田の風景
LEDライトで照らされた白米千枚田
美しいライトで浮かび上がっているのは、輪島市にある棚田、白米千枚田(しろよねせんまいだ)。
棚田とは、急傾斜の斜面に開発された水田のこと。全国的に耕作放棄が問題となっていたが、1999年に農林水産省が「日本の棚田百選」を認定するなど、保全推進が見直されており、最近では「日本の原風景を堪能できて癒される」として、観光名所にもなっている。
輪島市白米町の棚田も、同百選や、「世界農業遺産」に認定されている。小さな田が多数あることから「千枚田」と呼ばれており、階段状に続く水田の先には日本海が広がり、四季折々の美しい自然の姿が楽しめる絶景である。
傾斜地にある狭い田には機械が入らず、田植えや稲刈りといった作業は人の手を必要とする。輪島市では、棚田オーナー制度を導入し、高齢化や後継者不足に対応する作業人員を確保して棚田の景観を守るとともに、稲作体験を通じて、参加者の米作りへの関心向上や、地元農家との交流を促進している。
また、稲刈りが終わり客足が遠のいてしまいがちな冬の棚田を楽しんでもらうため、イルミネーションで夜の棚田を彩る「あぜのきらめき」イベントを2011年から毎年実施。2万個を超えるライトは昼間の太陽光エネルギーで充電、暗くなると発光する仕組みで、毎年多くのボランティア「ほたるびと」の協力で設置されている。
2012年には、このイルミネーションでの使用ライト個数が20,461個で世界一となり、ギネス世界記録に認定されている。2019年度の「あぜのきらめき」では、約25,000個のライトが夜の棚田を彩った。
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※この記録は更新されています
記録保持者:輪島市
記録認定日:2012年11月10日
場所:輪島市 白米千枚田
石川県の世界一、いかがでしたでしょうか。
さて、次回は、福井県の世界一を特集します。
第16回・富山県の記事はこちら
※ご紹介している記録は、各認定日時点での世界一です。現在は更新されている可能性があります。