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第152回 益子焼

第152回 益子焼

栃木県の益子町周辺を産地とする陶器。益子の土は鉄分を含むため、可塑性に富み、耐火性も高い。出来上がりは厚手で重量感がある。
益子には登り窯が約50基ほどあったが、東日本大震災でその大半が崩壊してしまった。その後は少しずつ修復が進められている。
 
江戸時代末期に現在の茨城県の笠間で修行した大塚啓三郎が窯を築いたことに始まる。人間国宝となる浜田庄司が1929年に益子に移住し、民芸品の中の美に目を向ける「民芸運動」の中で、浜田の作品は世界的に評価が高まった。益子焼の名が有名になるにつれ、各地から多種多様の作風の陶芸家が多く集まるようになった。春と秋には陶器市が開かれ、若手からベテランまで約500の窯元が出品、約60万人の人出で賑わう。
 
ちなみに群馬県横川の名物弁当である「峠の釜めし」の器は益子で製造されている。

※当記事は、2013年8月5日発行の日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として掲載しています。記事は日本経済新聞社の許諾を得て います。 無断での複製・複写・転載を固く禁じます。

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