「生きた宝石」とも呼ばれる初夏の果物、サクランボは明治初期に欧米から苗木が持ち込まれ、山形県などで定着をした。全国の生産量の7割以上が山形県で栽培されている。
日本全国での生産量はそ2万トン弱で、生産量が最多のトルコの約26万トン、米国の25万トン比べると多くない。
山形県東根市はサクランボ農家が多く、生産量は県内一で、山形新幹線の駅も「さくらんぼ東根」。露地栽培のものは6月から7月がピークで、ハウス栽培のものは4月頃から市場に出回り、サクランボ狩りには約70万人が訪れる。
日本で人気が高い品種は佐藤錦で、ナポレオンと黄玉を交配して誕生、1928(昭和3)年に育成者の佐藤栄助氏にちなんで命名された。一品種だけでは結実しないため、畑には多品種を受粉樹として混植、ミツバチを放し飼いにしたり、人か毛バタキで授粉したりする。新品種としては紅秀峰や紅きらりなどが注目される。
(ブランド総合研究所 田中章雄)
第93回:山形さくらんぼ
2012年06月04日更新
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