「生きた宝石」とも呼ばれる初夏の果物、サクランボは明治初期に欧米から苗木が持ち込まれ、山形県などで定着をした。全国の生産量の7割以上が山形県で栽培されている。
日本全国での生産量はそ2万トン弱で、生産量が最多のトルコの約26万トン、米国の25万トン比べると多くない。
山形県東根市はサクランボ農家が多く、生産量は県内一で、山形新幹線の駅も「さくらんぼ東根」。露地栽培のものは6月から7月がピークで、ハウス栽培のものは4月頃から市場に出回り、サクランボ狩りには約70万人が訪れる。
日本で人気が高い品種は佐藤錦で、ナポレオンと黄玉を交配して誕生、1928(昭和3)年に育成者の佐藤栄助氏にちなんで命名された。一品種だけでは結実しないため、畑には多品種を受粉樹として混植、ミツバチを放し飼いにしたり、人か毛バタキで授粉したりする。新品種としては紅秀峰や紅きらりなどが注目される。
(ブランド総合研究所 田中章雄)
第93回:山形さくらんぼ
2012年06月04日更新
この記事のライター
関連記事
人口減少、少子化に歯止めをかけようと、少子化問題に危機感を持ち、子育て支援施策に意欲的に取り組む県により、平成25年4月に発足した「子育て同盟」が、11県知事などの参加による動画「Let It Go~ありのままで~ by子育て同盟」を作成し、インターネット上の動画サービス、YouTubeに公開した
公開: 2014-09-01 23:27:53
ブランド総合研究所世界記録サポート窓口では「ギネス世界記録チャレンジ 自治体パック」サービスを開始した。地域活性化のためにギネス世界記録挑戦を検討している自治体等を対象としたもので、初回の無料相談対応から挑戦記録の提案、申請代行、挑戦当日の立ち会い、挑戦後のアフターフォローまで一貫してサポートします
公開: 2014-04-25 16:57:29
地域ブランドに関する基本的な用語を集めました。日経MJ(日経流通新聞)の2010年7月~12月に、弊社代表の田中章雄が連載コラム「地域ブランドAtoZ」として掲載した記事をもとにご紹介します。
公開: 2014-04-13 18:24:35
日本の各地にある地域産品を紹介します産品名をクリックすると、説明文章のページを表示します。この記事は、日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として弊社社長の田中章雄が連載で執筆しているものです。(カッコ内は日経MJの掲載日です)
公開: 2014-03-27 08:39:28
最新記事
都内アンテナショップ「三重テラス(日本橋)」で開催する、2つのイベントをご紹介!!
公開: 2024-09-10 16:16:40
青森青年会議所は2024年9月7日、ギネス世界記録に挑戦するイベントを実施。地域のこどもたちを中心に集まった参加者で挑戦し 294人 の記録で世界記録に認定されました。
公開: 2024-09-07 17:28:30
幸福度や定住意欲度など、地域の持続性につながる指標について調査する「幸福度調査2024」をインターネットにて実施しました。その結果、幸福度は2年連続で低下。物価上昇の悩みが大幅に増加し、地域の課題も増加しました。
公開: 2024-08-30 09:46:00