「土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た」。よさこい節に謡われているこの内容は、竹林寺の僧、純信が恋人であるいかけ屋、お馬のために髪飾りをはりまや橋で買ったという悲恋物語。はりまや橋は高知市中心部にある橋で、江戸時代に堀川を挟んで商売を行っていた豪商の播磨屋と櫃(ひつ)屋が両者の往来のために架けたのが由来。
その後、橋は何度か架けかえられ、高知市の街路整備で目抜き通りになり、路面電車が交差するはりまや橋交差点は「東洋一の交差点」ともうたわれた。
堀川も埋め立てられたが、1998年に車道の隣に歩道専用の新しいはりまや橋が設けられ、周辺は公園として整備された。橋の下には人工水路が流れ、地下には古いらんかんが展示されている。
知名度が高く、交差点が大きいわりに、長さ約20メートルと小さい橋のため「日本三大がっかり名所」のひとつに数えられている。
(ブランド総合研究所 田中章雄)
※当記事は、2012年12月17日発行の日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として掲載しています。記事は日本経済新聞社の許諾を得ています。 無断での複製・複写・転載を固く禁じます。

第121回はりまや橋
2012年12月17日更新
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