金沢市で生産される伝統的な野菜。1945年以前から栽培され、現在も主に同市で栽培されており、需要に応じて供給できる体制が整っているものを、金沢市農産物ブランド協会が「加賀野菜」と認定しているが、認定されていないものもある。
認定されているものには、皮が赤くクリのような形をした「打木赤皮甘栗かぼちゃ」、柔らかいが煮崩れしない「源助だいこん」、太さが5センチ以上にもなる「加賀太きゅうり」、葉の裏が紫色でゆでると粘りが出る「金時草」など15品があり、認定シールを貼ったうえで出荷している。
これらを使用した加工品の認証や、販売店や料理を提供する店を登録する制度もある。年2回、市内の小中学生から加賀野菜を使った献立を募集し、優秀作品は実際に給食に登場するなど、加賀野菜の普及にも力を入れている。
(ブランド総合研究所 田中章雄)
※当記事は、2012年7月8日発行の日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として掲載しています。記事は日本経済新聞社の許諾を得ています。 無断での複製・複写・転載を固く禁じます。
2012年07月09日更新

第98回加賀野菜
この記事のライター
関連記事
人口減少、少子化に歯止めをかけようと、少子化問題に危機感を持ち、子育て支援施策に意欲的に取り組む県により、平成25年4月に発足した「子育て同盟」が、11県知事などの参加による動画「Let It Go~ありのままで~ by子育て同盟」を作成し、インターネット上の動画サービス、YouTubeに公開した
公開: 2014-09-01 23:27:53
ブランド総合研究所世界記録サポート窓口では「ギネス世界記録チャレンジ 自治体パック」サービスを開始した。地域活性化のためにギネス世界記録挑戦を検討している自治体等を対象としたもので、初回の無料相談対応から挑戦記録の提案、申請代行、挑戦当日の立ち会い、挑戦後のアフターフォローまで一貫してサポートします
公開: 2014-04-25 16:57:29
地域ブランドに関する基本的な用語を集めました。日経MJ(日経流通新聞)の2010年7月~12月に、弊社代表の田中章雄が連載コラム「地域ブランドAtoZ」として掲載した記事をもとにご紹介します。
公開: 2014-04-13 18:24:35
公開: 2014-03-31 14:00:48
日本の各地にある地域産品を紹介します産品名をクリックすると、説明文章のページを表示します。この記事は、日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として弊社社長の田中章雄が連載で執筆しているものです。(カッコ内は日経MJの掲載日です)
公開: 2014-03-27 08:39:28
ブランド総合研究所は、農林水産省の「地域活性化対策」事業の採択を受け、沖縄県糸満市、山口県宇部市、宮城県登米市、熊本県阿蘇郡小国町の協力を得て、関東地方を中心に農業インターンシップ参加者を各地域で受け入れている。本研修は一次産業の農業だけにとどまらず、直売所での販売や、加工食品づくり、農家レストランでのサービス、動画制作など、実践的な6次産業化を学ぶ内容となっている。
滋賀県東近江市、長崎県大村市は11月中旬より募集を開始した。
公開: 2021-01-20 12:56:00
日本橋、銀座などをはじめ、東京には道府県のアンテナショップが34店もひしめき合っています。今回、第4回目となる「アンテナショップ利用実態調査2020」を首都圏在住の約17,000人の回答を集めて実施。アンテナショップの利用実態としてまとめました。
公開: 2021-01-19 09:46:00
2021年2月16日(火)に食育に関心のある方を対象とした、参加費無料のフォーラムを開催いたします。オンラインセミナー(ウェビナー)も同時開催します。(主催:農林水産省)
公開: 2021-01-18 09:57:21
2020年に実施した「アンテナショップ実態調査2020」の結果をもとに、新型コロナの影響や出店エリア別の女性比率や平均年齢などについて解説。
新時代のアンテナショップの課題や、活性化に必要な「連携」や「発信」、「機会創出」などの方向性を探る
公開: 2021-01-13 13:44:19
ブランド総合研究所では、全国自治体のSDGs・企画・広報等の担当者を対象に、各地のSDGs取組に関するオンライン相談会を実施します(来社も可)。2019年・2020年に実施した「地域版SDGs調査」の結果を元に、各地域が実施すべきSDGs施策についてお話しします。
公開: 2021-01-13 13:43:23