MENU
【弊社社員を装った迷惑メール(なりすましメール)にご注意を】 添付ファイルの開封や記載URLへのアクセスを行わず、メールを削除していただくようお願い致します。
「少し」英語が通じる癒しの商店街~品川区の英会話教室~

「少し」英語が通じる癒しの商店街~品川区の英会話教室~

外国人観光客を受け入れるに当たってのボトルネックの一つが外国語だ。外国語で対応できれば外国客の満足度が上がり、日本に対してもっと愛着心を持ってくるだろう。とはいえ、ペラペラに話せるようになる必要はないのだ。片言でも構わないから、思い切って話しかけられることが重要だ。

外国人観光客を受け入れるに当たってのボトルネックの一つが外国語だ。外国語で対応できれば外国客の満足度が上がり、日本に対してもっと愛着心を持ってくるだろう。とはいえ、ペラペラに話せるようになる必要はないのだ。片言でも構わないから、思い切って話しかけられることが重要だ。

品川区では、「英語少し通じます商店街」プロジェクトを実施している。このプロジェクトでは、英会話教室が商店街のお店で行われるのだ。2人の外国人講師(英語しか話せない外国人買物客という設定の外国人英会話講師と、サポート役の日本人英会話講師のペア)が店舗を回り、商店主が英語での接客にチャレンジする、という現場実習型になっている(写真参照)。

また、興味深いことに、流暢な英会話の習得を目指していない、ということを自覚的にプロジェクトの目標にしているのだ。下町的情緒あふれる昭和的雰囲気たっぷりの商店街で、おじちゃんやおばちゃんがちょこっと英語を話せるようになることが目標なのだ。

 

[caption id="attachment_2561" align="aligncenter" width="300" caption="品川区「英語『少し』通じますプロジェクト」の様子(出典:品川区)"][/caption]


このスタイルの英会話教室が生み出す効果は2つあると思われる。ひとつは、現場実習型なので、座学では出来ない実践的研修が可能だということだ。お店で商品を手にとって「What is this for?」と聞かれる方が、座学のロールプレイで聞かれるよりも臨場感が生まれるのは確実だ。

もう一つは、外国人観光客への「サプライズ」効果ではないだろうか。私自身、外国に旅行へ行った時、立ち寄った田舎の定食屋などで、店主のおじちゃんがほんの一言日本語で話しかけてきてくれて、驚くと同時に嬉しかった経験がある。たった一言ではあるけれど、その国への愛着心がグッと深まる大きな一言だったのだ。

垢抜けたペラペラの英語ではなく、心に染み入る「少し」の英語。品川区の商店街の暖かさが、外国人観光客の旅の疲れをホッコリと癒してくれるはずだ。そんなそれぞれのお店の暖かいおもてなしの気持ちが、商店街全体の外国人の受け入れ雰囲気作りにつながることを期待したい。

文責:網野 善久(株式会社ブランド総合研究所 アナリスト)

この記事のライター
関連記事
人口減少が歯止めをきかない中で、千葉県流山市では、毎年人口が増えている。とくに、年齢別人口では、30~40歳の「働き盛り」の層が最も多く増え、子どもの数が純増している。
公開: 2020-03-25 16:30:41
宇都宮市は、「餃子の街」として、益々のイメージ強化を図るため、宇都宮市在住の外国人や、インバウンド客の視点から、宇都宮の魅力を発信をしてもらうため、日本で唯一の"餃子"協同組合である「宇都宮餃子会」が運営する「来らっせ」本店(常設店舗)にてPRイベントをおこないます。
公開: 2019-09-24 13:26:20
内各地の魅力を発信し、地域の観光振興につなげる取組として、都内各地の観光協会等の街歩きツアーを集めたイベントが開催される。歴史・文化・自然から話題のスポット&グルメまで、地域を愛するガイドやその道のプロなど、個性豊かなガイドが魅力溢れる東京を味わえる。
公開: 2019-08-22 12:03:00
我孫子市の魅力発信室長が、大学院を卒業。修士論文のテーマ「関東圏 5 都県(東京都・千葉・神奈川・埼玉・茨城)自治体シティプロモー ション実態調査」の結果をまとめた。自治体との情報共有を図るため、我孫子市ホームページで公開中。
公開: 2019-08-15 16:15:00
9月30日、埼玉県草加市で「Largest rice cracker mosaic (image)」(最も大きなライスクラッカーモザイク(イメージ))の挑戦が行われました。
公開: 2018-10-02 11:39:41
最新記事
株式会社ブランド総合研究所は2006年より毎年実施している「地域ブランド調査」を、本年も6月から7月にかけて実施する予定です。調査実施に先立ち、町村で調査対象をご希望の自治体様に対して調査エントリーの募集をいたします。
公開: 2026-05-18 10:00:00
幸福度や定住意欲度など、地域の持続性につながる指標について調査する「幸福度調査2026」をインターネットにて実施しました。その結果、幸福度は3年連続で低下。前年に引き続き、物価上昇の悩みが高く、6項目の悩みが増加しました。 
公開: 2026-05-14 15:28:00
「アンテナショップの利用実態調査2026」では、東京都内にある各道県のアンテナショップの利用状況を調査した。34店(うち、青森県は一時閉鎖中のため調査店舗数は33店、飲食に関する設問では37店)を対象に、首都圏在住者を中心としたアンケートを実施し、来店経験や利用目的、購入商品などについて分析した。今回は、その中から訪問経験率が高かったアンテナショップ上位10店の訪問経験ランキング結果と、前年からの変化が大きかった店舗の動向をあわせて整理する。
公開: 2026-05-13 20:17:00
「都道府県魅力度ランキング」をまとめた地域ブランド調査では、90項目にわたるランキングが実施されている。その中の「観光に行きたい都道府県ランキング」では、5位が神奈川県、4位が福岡県、3位が京都府、2位が沖縄県、そして1位は北海道という結果となった。
公開: 2026-05-09 15:59:50
18歳〜24歳の男女5,000人を対象とした「恋人探しや婚活に関する実態調査」において、少子高齢化の中で若者の婚活・恋活への消極的な姿勢が浮き彫りとなりました。
公開: 2026-04-22 15:00:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt
get_app
ダウンロードする
キャンセル