2011年12月25日、代々木公園で開催された「World X'mas Festival 2011」の一環で、「世界最長のロールケーキ」を作る挑戦が行われた。340人の参加者が、11月に群馬県高崎市で達成された115.09メートルを上回る、125メートルのロールケーキを作り上げた。今後、映像や証拠書類等をギネス・ワールド・レコーズに提出し、正式な審査結果を待つことになる。
今回の挑戦は、現役大学生がリーダーとなり企画されたもの。当初は「サンタクロースの仮装をした人数」でのギネス世界記録更新を検討していたが、地域活性化委員会への確認の結果、既に13000人という記録がアイルランドで樹立されていることが判明。委員会との間で、クリスマスらしい別の挑戦を検討した結果、ロールケーキの最長記録に挑戦することを決定した。
挑戦当日は、クリスマス寒波の押し寄せる中、340人がロールケーキ作りに参加。小さいスポンジをつなぎ合わせて1本のロールケーキにするため、亀裂がないように丹念に生クリームを塗りつけた。2時間半に及ぶ挑戦の末、1本につながったロールケーキが完成。測量士の厳密な測定の結果、ケーキの長さは125メートル。暫定的ではあるが既存の記録を10メートル近く上回った。測定後、アラザンやクリスマス用ピックなどでトッピングがなされ、小さく切り分けて挑戦者、観覧者に配布された。
今回の挑戦ではギネス・ワールド・レコーズの公式認定員を呼ばなかったため、正式な認定は証拠映像・書類等を提出し、審査を待ってからということになる。審査にかかる期間はおよそ1ヶ月程度。なお、公式認定員を呼んだ場合は、イベントの場での認定員による測定、認定が可能である。