伊勢神宮内宮の門前町である「おはらい町」にある、江戸末期から明治の街並みを再現した観光地。2700坪の敷地に飲食店や土産物店、展示館など28棟54店が営業している。
建物は「神様の住まいと同じ平入りでは恐れ多い」と妻の部分に玄関を設けた「妻入り」、風雨の強い伊勢の気候を考慮した外壁仕上げの「きざみ囲い」などにほぼ統一されている。伊勢河崎の蔵や桑名の洋館も再現している。
おはらい町にはかつて伊勢神宮への参拝客らが年間数百万人訪れていたが、昭和の後期には約20万人にまで落ち込んだ。そこで老舗和菓子店の赤福が約140億円を投入し、行政から補助金を受けずにその一角を「おかげ横丁」として再開発し、1993年7月の式年遷宮にあわせて開業した。現在の入込客数は300万人を突破。街並みの風景整備は、おはらい町全体に広がっている。
(ブランド総合研究所 田中章雄)

第133回 おかげ横丁
2013年03月18日更新
この記事のライター
関連記事
人口減少、少子化に歯止めをかけようと、少子化問題に危機感を持ち、子育て支援施策に意欲的に取り組む県により、平成25年4月に発足した「子育て同盟」が、11県知事などの参加による動画「Let It Go~ありのままで~ by子育て同盟」を作成し、インターネット上の動画サービス、YouTubeに公開した
公開: 2014-09-01 23:27:53
ブランド総合研究所世界記録サポート窓口では「ギネス世界記録チャレンジ 自治体パック」サービスを開始した。地域活性化のためにギネス世界記録挑戦を検討している自治体等を対象としたもので、初回の無料相談対応から挑戦記録の提案、申請代行、挑戦当日の立ち会い、挑戦後のアフターフォローまで一貫してサポートします
公開: 2014-04-25 16:57:29
地域ブランドに関する基本的な用語を集めました。日経MJ(日経流通新聞)の2010年7月~12月に、弊社代表の田中章雄が連載コラム「地域ブランドAtoZ」として掲載した記事をもとにご紹介します。
公開: 2014-04-13 18:24:35
日本の各地にある地域産品を紹介します産品名をクリックすると、説明文章のページを表示します。この記事は、日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として弊社社長の田中章雄が連載で執筆しているものです。(カッコ内は日経MJの掲載日です)
公開: 2014-03-27 08:39:28
最新記事
国内の有力企業300社のSDGsへの取り組みについて消費者が評価する「第6回企業版SDGs調査2025」をインターネットを使い、年代や性別が均等となるように全国3万人の回答を集めて実施(今回が6回目)。建設・不動産業界(18社)の中で最も評価が高いのは前年に引き続き住友林業となりました。
公開: 2025-09-08 19:45:10
地域活性化につながる調査や事業に取り組むスタッフを新たに募集。募集職種は調査部(リサーチャー、アナリスト、調査員)、地域振興部(コンサルタント、地域活性化すフタッフ、企画)、および業務アシスタント。また、インターンも併せて募集します。2026年新卒、第二新卒、中途採用で、2025年11月末日締切。募集数は若干名。
公開: 2025-09-08 09:31:28
首都圏にある全国都道府県のアンテナショップは、観光パンフレットなどの観光情報の入手場所として大いに利用されています。
ブランド総合研究所では昨年、東京都内にある全国の道県のアンテナショップ 34 店舗について、利用実態を明らかにする「第8 回アンテナショップ利用実態調査2025」を実施しました。観光情報の利用状況を分析した結果から、活用状況を見てみましょう。
公開: 2025-08-29 10:00:00
本年の調査は6月から7月にかけ実施し、調査結果は10月に公表予定となっております。
公表に先立ちまして調査結果や関連情報について、下記特設ページを開設し、こちらで随時更新いたします。
公開: 2025-08-21 11:10:35
国内の有力企業300社のSDGsへの取り組みについて消費者が評価する「第6回企業版SDGs調査」をインターネットを使い、年代や性別が均等となるように全国3万人の回答を集めて実施(今回が6回目)。SDGs評価が高い上位100位までの企業を公表する
公開: 2025-08-17 17:27:58