全47都道府県の魅力度ランキングは以下の通り。
都道府県の魅力度のランキングの結果は、最も魅力度が高かったのは北海道で70.7点となった。北海道は市区町村での同ランキングにおいても札幌市が1位となっており、以下函館市(2位)など高い点数の市区町村が複数存在する。また、これら道内の市よりも北海道の魅力度点数が高いことから、北海道は複数の市区町村の魅力が評価されている(各市区町村の魅力が相乗効果を果たしている)といえる。
次いで魅力度が高かったのは京都府で53.4点。3位は沖縄県で50.3点。上位10位までのランキングでは、8位の長野県( 28.9点、前年10 位23.4点)、10位の福岡県(26.7点、前年12位 22.2点)が順位を上げた。
今回の調査で最下位となったのは茨城県。3年連続だが、魅力度は0.2点上昇した。北関東の3県(茨城県、栃木県、群馬県)はいずれも順位が低いが、これは首都圏という大市場から近いために、地域のイメージ作りなどの必要性が弱かったからではないか。ただ、北関東3県の産品購入意欲度などは決して低いわけではなく、これらの魅力を県の魅力として定着させていくことが重要であろう。
魅力度を前年と比較すると、長野県( +5.5 ) 、福岡県( +4.5 ) 、沖縄県(+4.2)が魅力度のポイントを上げ、逆に東京都(-4.7)、神奈川県(-4.2)、宮崎県(-1.5)がポイントを下げた。各指標の平均点を前年と比較すると、魅力度が微増傾向で、中央値(メディアン)が前年と比べて上昇しており、全体的な底上げとなっていると言える。観光意欲度や居住意欲度に関しては、大きな変動はないが、産品購入意欲度については、大幅に低下している。
都道府県ランキングのダウンロードはコチラから:PDFデータはこちらから
「地域ブランド調査2011」トップページへ
地域ブランド調査2011 都道府県ランキング
2011年09月07日更新
全47都道府県の魅力度ランキングは以下の通り。
この記事のライター
関連するキーワード
関連記事
以下のランキング表は、各自治体が、「スポーツのまち」としてどれくらい想起されているのか、その想起率を高い順に並べたもの。その結果、1位はモータースポーツの盛んな鈴鹿市で26.7%。次いで磐田市(サッカー)が25.6%、鹿嶋市(サッカー)が17.0%という結果となった。
公開: 2011-10-31 10:22:58
以下のランキング表は、温泉地を抱える自治体が、「温泉のまち」としてどれくらい想起されているのか、その想起率を高い順に並べたもの。その結果、1位は別府市(別府温泉)で50.9%。次いで登別市(登別温泉)が42.2%、熱海市(熱海温泉)が41.7%という結果となった。
公開: 2011-09-27 10:50:32
地域ブランド調査2011において、各都道府県内の市区町村のランキング(上位10市区町村)を以下に示す。
公開: 2011-09-07 08:50:41
上位100市区町村の魅力度ランキングは以下の通り。
公開: 2011-09-07 08:50:18
最新記事
鹿児島県のPR拠点である「かごしま遊楽館」の3階 鹿児島ブランドショップ東京店(東京都千代田区)」において実施している、知覧茶・焼酎の試飲や鹿児島の伝統工芸品を体験していただく定期サロン 「食とものづくり体験サロン」3回めとなる12月は、薩摩焼窯元 紫陶の柳 信一郎氏による絵付けワークショップの開催が決定しました。ただいま参加者を募集しています。
公開: 2024-11-19 17:36:44
地域ブランド調査では、各地域名称に対して、魅力度の他にも様々な調査項目を設け、認知、イメージ、行動意向を調査している。
本項では食品想起率について、「北海道」を事例に結果を紹介する。
公開: 2024-11-06 15:00:00
株式会社ブランド総合研究所は、このたび国内有力企業のSDGsの取り組みを消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」を実施致しました。
公開: 2024-11-01 09:00:00
地域ブランド調査では、各地域名称に対して、魅力度の他にも様々な調査項目を設け、認知、イメージ、行動意向を調査している。
本項では、調査対象のうち1,000市区町村の2015年から2024年の結果から、観光意欲度の平均推移について紹介する。
公開: 2024-10-30 17:16:01